お寺は独自ルールが多い?

私はよく思うのです。
「自坊で当たり前とされているやり方」それはたぶん身内だけでの話ですよね?ってこと。
当然でしょ!と思ってきた普段の仕事のやり方が独自ルールだったというのは案外多いと思います。

 

例えば、境内の掃除。
これは男性の仕事とするか、女性の仕事とするか。
禅宗系のお寺さんだと、修行の一環で僧侶の方がされているイメージが強いです。
浄土真宗の知り合いのお寺さんでも、ご住職(ないしは副住職)がされているところも知っています。
ちなみに自坊では完全に「女の仕事」として割り当てられています。
何なら「男性にやらせるなんてもってのほか」くらいの勢いです。(古風なもので…)

他にも、電話対応もそうです。
自坊では完全に「女の仕事」です。
たとえ受話器の横に住職がいたとしても、はじめに出るのは絶対女性という暗黙のルールがあります。
そして電話転送などのシステムは使っていないため、留守にすることはありません。
常に坊守か私(若坊守)が庫裏にいるようにしています。


決して独自ルールが悪いとは思いません。

でもそこに固執するのはいかがなものかと思います。
「ずっとこのやり方でやってきたから、これしかない」
という頭ガチガチな考え方はちょっと苦手です。
それに性別で仕事を割り振るのもこれからの時代ナンセンスのような気もします。

常に、より良い環境づくりのための試行錯誤は行っていきたいものです。
たとえばご門徒さんの住所管理なども、いつまでもアナログで残すのはどうかと思います。
「このやり方って正解なの?」という小さな違和感、これを敏感にキャッチするかどうかはとても大事だと思います。そして、そこに気付きやすいのは嫁いできたお嫁さんではないでしょうか?

お寺のなかで若い人の意見を気軽に言えるような環境も大事ですね。
まだまだ自坊はその環境が整っていないように思います(笑)
まぁそこは反面教師にしつつ、いつまでも謙虚で人の声に耳を傾けられるように成長したいです。


ん?決意表明になってしまいました。。

 

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