坊守さんのプライベート

これはあくまで私個人の話です。
お寺に嫁いでから「自由な時間」が本当に限られていると感じます。


私は在家出身で、まったく縁のない土地のお寺に嫁ぎました。

知り合いのいない場所でドキドキしながら新しい生活がスタートしました。
新しい場所・新たな人との出会いをとても楽しみにしていたのですが…
自由に出かけられず、思うように満喫することができませんでした。

 

お寺に嫁いだ以上「毎日お寺にいること」が務めなのは十分理解できます。
ですが日中は義理の母と庫裏のリビングでずっと一緒。
ずっと何かしら忙しくしていたらまだいいのですが、
自坊の場合はそうでもなく「いつでも電話と来客の対応ができるように」というスタンバイな状態で、
実際は興味のないワイドショーをボーっと見る無能な時間を過ごしていました。
だからといって目の前で読書をすると「なんの本?」と尋ねられたり
ケータイを見ていると「最近の若い人はケータイばっかり…」と
まぁとにかく自由にできる余地はなく、義理の母とTVを見るしかありませんでした(今もです…)

 

出掛けるにしても何かと口実が必要で
「もう少し自由な時間をください」と交渉したこともありますが
「昔の私はもっと我慢してきた」と昔の話を持ち出され、
それをされるとこちらも黙るしかなく…といった現状です。
(こうやって負の連鎖は続くのですね…)

 

義母も私も元気な人間が2人いるのならば
代わり合って出かけることもできますし(実際全然していないわけではありませんが)
曜日を決めて担当を決めたり、時間を区切ったり…メリハリをつけることもできるのに
目下の意見を汲み上げるような雰囲気が無いのが非常に残念です。


子育てでも母親の一人の時間が必要なのと同じように、

お寺に嫁いだ若坊守も自由な時間が必要です。
自由な時間で得た新たな刺激をお寺に還元できたら、それこそもっと良いのです!
拘束するだけではパフォーマンスが悪いなぁ…というのが個人の見解です。
まだ私は庫裏の離れ(風呂・台所別)に住んでいるので良かったのですが、これが寝食完全一緒の生活のお寺さんは本当に頭が下がります。

皆さん本当によく頑張ってる!!!

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